QuickSightの名前空間でアカウント名がどう表示されるのか検証してみた

QuickSightの名前空間でアカウント名がどう表示されるのか検証してみた

QuickSightアカウント名の場合と名前空間の名称の場合がありました
Clock Icon2023.02.27

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はじめに

データアナリティクス事業本部 BIチームのkariyaです。
QuickSightで名前空間を使用する際に表示されるアカウント名について疑問に思ったので、検証してまとめてみました。

準備

CloudShellを開き、名前空間namespace-custom1を作成します。

$ aws quicksight create-namespace --aws-account-id 999999999999 --namespace namespace-custom1 --identity-store QUICKSIGHT

デフォルト名前空間の他に、今回作成した名前空間namespace-custom1が存在することを確認します。

$ aws quicksight list-namespaces --aws-account-id 999999999999 
{
    "Namespaces": [
        {
            "Name": "default",
            "Arn": "arn:aws:quicksight:ap-northeast-1:999999999999:namespace/default",
            "CapacityRegion": "ap-northeast-1",
            "CreationStatus": "CREATED",
            "IdentityStore": "QUICKSIGHT"
        },
        {
            "Name": "namespace-custom1",
            "Arn": "arn:aws:quicksight:ap-northeast-1:999999999999:namespace/namespace-custom1",
            "CapacityRegion": "ap-northeast-1",
            "CreationStatus": "CREATED",
            "IdentityStore": "QUICKSIGHT"
        }
            "IdentityStore": "QUICKSIGHT"
        }
    ],
    "Status": 200,
            "IdentityStore": "QUICKSIGHT"
        }
    ],
    "Status": 200,
    "RequestId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"
}

作成した名前空間にサインインするためのIAMユーザーを作成します。

作成したIAMユーザーをQuickSightに登録します。

$ aws quicksight register-user --identity-type IAM --email [email protected] --user-role READER --iam-arn arn:aws:iam::999999999999:user/kariya-quicksight-namespace1-user1 --aws-account-id 999999999999 --namespace namespace-custom1

これで準備ができました。

デフォルト名前空間にサインインした場合

アカウント名は、ウィンドウ右上のアイコンをクリックすると確認ができます。

黒塗りで申し訳ないですが、describe-accout-settingを行った時の、AccountNameの値(QuickSight使用開始時に登録したアカウント名)が出力されていました。

$ aws quicksight describe-account-settings --aws-account-id 999999999999                                                                                                                                                                                  

{
    "Status": 200,
    "AccountSettings": {
        "AccountName": "xxxx",
        "Edition": "ENTERPRISE",
        "DefaultNamespace": "default",
        "NotificationEmail": "[email protected]",
        "PublicSharingEnabled": false,
        "TerminationProtectionEnabled": true
    },
    "RequestId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"
}

作成した名前空間にサインインした場合

作成した名前空間の場合は、作成したnamespace-custom1がアカウント名として表示されていました。

まとめ

アカウント名の表示は下記となりました。

  • デフォルト名前空間のユーザーの場合:QuickSightのアカウント名をそのまま表示する
  • 後から作成した名前空間のユーザーの場合:名前空間の名称を表示する

図にまとめるとこうなります。

アカウント名という項目に対して、条件に応じて本来の意味でのアカウントだったり名前空間の名称だったりと表示内容が変わるのは知っていないと難しいポイントだと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

名前空間を使用する際に、少しでも参考になりましたら嬉しいです。

参考記事

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